日本語ラップ黎明期からシーンの最前線を駆け抜けるラッパーZeebra(ジブラ)。
現在はHIP HOPをカルチャーとして残す活動に全力を尽くしています。
今回は、そんなZeebraについて
・Zeebraとは?
・Zeebraのラップスタイル
・Zeebraと仲の良いラッパー
・Zeebraのおすすめ曲
を中心にご紹介いたします!
Zeebraとは?
アーティスト名 | Zeebra(ジブラ) |
本名 | 横井 英之(よこい ひでゆき) |
年齢 | 51歳(1971年4月2日生まれ) |
身長 | 178cm |
血液型 | 一 |
学歴 | 文化学院中退 |
出身地 | 東京都港区六本木 |
レーベル | GRAND MASTER |
事務所 | SOLOMON l&l PRODUCTION |
公式サイト | https://www.grandmaster.jp/ |
1971年4月2日に東京都港区で生まれます。
Zeebraが5歳の時に両親が離婚し母親に引き取られ、父親は単身でアメリカに渡ります。
その後、公立の小学校には進まず、慶應義塾幼稚舎に入学します。
中学は慶應義塾普通部に入学しますが、中学2年生の時に中退しています。
「私立中学校を中退する」というのは、日本のヒップホップシーンを作り上げ、型にはまらない自由なスタイルで活動するZeebraらしさが出ています。
その後は、セント・メリーズ・インターナショナル・スクールに2日間だけ登校し、最終的には都立の区立中学校を卒業しています。
高校は多くの政治家や芸能人を輩出した文化学院に進学しますが、1年の2学期中途退学しています。
文化学院はかなり自由な校風としても知られていて、Zeebraはスケボーにラジカセというスタイルで登校していました。
そんな自由な学校でしたが、毎日朝起きて同じ時間に通うのが無理という理由で中退しました。
同じクラスには暴力温泉芸者の中原昌也、女優の中嶋朋子もいました。
2017年9月に慶應義塾大学の特別講師としてヒップホップについての講義を開いたことでも大きな話題となりました。
そんなこともあり、慶應義塾大学中退と勘違いされやすいZeebraですが、最終学歴は「文化学院中退」です。
Zeebraの名前の由来
Zeebraの名前の由来はシマウマ(ZEBRA)に「E」を足したものと語っています。
シマウマの模様は黒と白で「隠と陽」という意味も込めています。
Zeebraと名乗った頃から
俺は両方(白と黒・隠と陽)を表現する奴だ
と語っています。
Zeebraの元妻はモデルの中林美和
2002年にモデルの中林美和と再婚し、2人の女の子を授かり、4児の父となります。(尾崎豊の元カノと噂される前妻と離婚し、2人の息子を引き取ったので4児の父となっています。)
しかし、中林美和がZeebraの事務所兼自宅を訪れた際に山積みとなったピザの空き箱を見て、Zeebraと離婚することを決意しますが、結局仲直りしています。
[ 不倫発覚(2020年8月25日)]
神奈川県・葉山の高級リゾートで8月15日、Zeebraが2泊3日の「不倫旅行」をしていたと週刊FLASHが報じました。
この報道を受け本人はすぐさま謝罪をしています。
[ 離婚を発表 ]
現在は離婚しています。
Zeebraの息子はDJ
次男の錬(REN)は、アメリカ留学経験もあり、ハウス系DJとして現在も活躍しています。
Zeebraの娘はNiziUのリマ
ガールズグループ発掘オーディション「Nizi Project」に参加し、応募1万件以上の中から選ばれました。
現在は大人気グループNiziUとして世界的に活躍しています。
Zeebraの父親は横井英樹
日本語ラップ、ヒップホップ好きの人からするとレジェンドラッパーというイメージのZeebraですが、昔の世間からすると「横井英樹の孫」というイメージもあります。
日本有数の大富豪である横井英樹の孫として生まれたZeebraですが、小学校4年生の時に横井英樹の経営するホテルニュージャパンで「史上最悪の人災」とも呼ばれた「ホテルニュージャパン火災」がおきます。
この事件は死者33人を出し、横井英樹は業務上過失致死罪に問われ実刑判決を受けます。
そんな事件を起こしてしまった祖父に対してZeebraは、
じいさんがやったことの何かを俺が穴埋めすることはできない。
でも、もしもじいさんが世の中に対して作った負があるとするならば、別の何かでプラスにできないだろうかということは考えている
世間からは「ボンボン」「金持ち」など、ディスられることが多いZeebraですが、華麗なる家庭に生まれながらに過酷な過去を背負っているのです。
Zeebraのファッション
・GUALA
Zeebraはシンプルなファッションを好んで着用しており、GUALAというブランドを愛用しています。
GUALAは、GRAND MASTERに所属するEGO(イーゴ)が立ち上げたファッションブランドです。
Zeebraの凄さはラップだけじゃない
ヒップホップ黎明期からラッパーとして活躍を続けてきたZeebraですが、ラップ意外にも数々の活動を通じて世間に貢献しています。
・音楽レーベル「GRAND MASTER」の設立
・「クラブとクラブカルチャーを守る会」の設立
・24時間ヒップホップ専門ラジオ局「WREP」の開局
・バラエティ番組「フリースタイルダンジョン」のオーガナイズ
・渋谷区観光協会の「渋谷区観光大使ないとアンバサダー」への就任
・YouTubeチャンネル「Zeebraのラップメソッドチャンネル」の開設
閉鎖的になりがちなヒップホップシーンにおいて、常にシーンに立ち続けるスタイルはZeebra自身の「ヒップホップは常に新しいものであって欲しい」「新しいものを良いと思えなくなったら、ヒップホップじゃない」という考え方があるからこそですね。
今後もラッパーとしてだけではないZeebraの活動から目が離せません。
Zeebraのラップスタイル
Zeebraのフローとリリックの最大の特徴は、ヒップホップを普段聴かない一般層が思い浮かべる日本語ラップのイメージである、ドスの効いたダミ声と自分を誇示するオラオラなリリックです。
また声色も、キングギドラのアルバム「空からの力」のソロデビュー初期は高めでしたが、徐々に低くなり、ドスの効いた声になっています。
リリックに関しては自らの地位を肯定するいわゆるオラオラ系が多めですが、パーティーチューンからディス曲、結婚や恋愛まで、幅広く取り扱っています。
Zeebraがラップを始めたきっかけ
中学生にしてクラブに出入りしていたZeebraは、友達の兄がクラブでDJをしていたのを見てHIP HOPに興味を持ちます。
初めは普通のターンテーブルでスクラッチの練習をしていましたが、当然針が飛んでしまいました。
そこで、友達の兄に色々と教えてもらいながら、14歳の頃にTechnicsのSL-1200MK2を2台購入し、ヒップホップにのめり込んでいきます。
その後1998年のZeebraが17歳の時にニューヨークに渡米し、実際に本場USのヒップホップを見たことからマイクを握り、ラッパーとしてのキャリアをスタートさせます。
Zeebraのデビューまでの道のり
小学6年生の時にハービー・ハンコックのRockitのブレイクダンスを見てHIP HOPに興味を持ちます。
ブレイクダンスを見たことをきっかけにDJを始める。
同時にTechnics SL-1200mk2やサンプラーなどの機器を購入し、ビート制作も開始する。
17歳の時に「ビートだけじゃ物足りない、ラップも必要」と考え、自分でラップを始める。
さらにニューヨークへ1カ月半留学する。
1993年にK DUB SHINEとDJ OASISとともにキングギドラを結成する
1996年にキングギドラの活動を休止し、私生活では元妻と別居しその後は離婚。
「真っ昼間」にてソロメジャーデビューを果たし、翌年にはアルバム「THE RHYME ANIML」を発売し、URBARIAN GYMを結成する。
2001年12月に武道館ライブを成功させる。
Zeebraのソロメジャーデビュー曲は「真っ昼間」
キングギドラとして1995年にアルバム「空からの力」をリリースしますが、1996年にはキングギドラとしての活動を休止します。
その後の1997年にFUTURE SHOCKよりシングル「真っ昼間」でソロメジャーデビューを果たします。
キングギドラは正統派ヒップホップのハードコア路線でしたが、打って変わって「真っ昼間」ではレゲエっぽさも感じさせる陽気なトラックに乗せて、良い意味で脱力感のあるリリックが特徴的です。
このシングルではZeebraの音楽の幅広さを感じさせてくれました。
Zeebraの代表曲は「Street Dreams」
クラブでもバトルビートでも多く起用されている「Street Dreams」は、Zeebraのキャリア、生き様、人間性までを落とし込んだ彼の代表曲といえます。
ZeebraがYouTubeへ参戦
Zeebraは2019年10月にラップメソッドチャンネルを開設し、ラップについて詳しく語っています。
現在は配信を停止しています。
[ ZeebraのTwitterが面白い ]
ZeebraのTwitterは、私生活や人間性までが垣間見える「ぶっちゃけすぎな呟き」が面白く、ファンやリスナーのみならず多くの人から支持されています。
時には大人気ないとも言われる呟きで炎上したり、有名人や一般人ともリプライで言い合いバトルに発展したりと見所満載です。
Zeebraと仲の良いラッパー
Zeebraは尖ったスタイルだったこともあり、仲が良いという話よりも「誰々と仲が悪い」という話の方が表にでがちです。
またZeebra自身、
ヒップホップの世界はほぼ皆後輩なんだよ
と語っていることから、ヒップホップシーンでは「仲が良い」というよりもZeebraを慕っている、尊敬しているという人が多いという状況です。
ですが、同じキングギドラのメンバーであるDJ OASISや2015年に他界したBUDDHA BRANDのDEV LARGEとは仲が良かったです。
また、ヒップホップ・バラエティ番組シュガーヒルストリートで一緒にMCを務めていた、くりぃむしちゅーの有田哲平とも親交があり、お互いのライブに行ったり、Zeebraの自宅で開かれるクリスマスパーティに招待するほど仲が良いです。
Zeebraのおすすめ曲
zeebra / Street Dreams
2012年に公開されたZeebraの代表曲である「Street Dreams」は非常に人気な楽曲です。
聴くと勇気をもらえる楽曲です。
Zeebraとは?:まとめ
日本語ヒップホップ黎明期から精力的に活動し、現在は様々な活動でヒップホップをシーンに広めるZeebra。
ヒップホップ界のレジェンドとしてこれからの活躍にも目が離せません。
気になった方はぜひチェックしてみてください!
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