環ROYはラッパーの中でも珍しい存在で、HIP HOPという枠組みにとらわれない斬新なスタイルを確立しています。
2003年からラッパーとして活動を始め、コツコツと楽曲制作を行い、代表曲「YES」を中心に知名度をあげていきました。
また、ラッパーとしての活動のみならず、舞台芸術や絵本作家としても活動を展開しています。
今回は、そんな環ROYについて
・環ROYとは?
・環ROYのラップスタイル
・環ROYと仲の良いアーティスト
・環ROYのおすすめ曲
を中心にご紹介いたします!
環ROYとは?
アーティスト名 | 環ROY(タマキロイ) |
本名 | たまきりょう |
年齢 | 40歳(1981年11月13日生まれ) |
身長 | 一 |
血液型 | 一 |
学歴 | 仙台市立仙台高等学校 |
出身地 | 宮城県仙台市 |
レーベル | B.J.L X AWDR/LR2 |
事務所 | 一 |
公式サイト | https://www.tamakiroy.com/ |
1981年11月13日に宮城県仙台市に生まれる。
中学時代はスケボーに熱中する。
仙台の高校に入学し、HIP HOPにハマっていく。
高校卒業を機に上京し、音楽活動をはじめる。
環ROYは、宮城県の仙台市で生まれ育ちました。
中学校のときにスケボーにハマったことがきっかけで、音楽を本格的に聴くようになりました。
しかし、当時はThe OffspringやGreen Dayといったアーティストの曲を聴いていて、HIP HOPを聴いていたわけではありませんでした。
その後、高校受験の勉強のときに聴いていたラジオで流れていたBUDDHA BRANDの「人間発電所」に衝撃を受け、HIP HOPにのめり込んでいきます。
そこから、日本のHIP HOPから海外のHIP HOPまで、さまざまな楽曲と出会い、20歳頃(2003年)からラッパーとしての活動をはじめました。
環ROYは結婚している
環ROYは結婚していて子供も授かっています。
しかし、結婚した日にちや奥さんの情報は明らかになっていません。
2017年には子供を授かっているため、それ以前に結婚していることはがわかります。
結婚しているという情報がないまま、子供を授かったことを発表しているのでファンからは驚きの声が上がっていました。
環ROYの子供
環ROYには2人の子供がいます。
2人とも女の子で、第1子は2017年5月1日に、第2子は2020年1月26日に生まれました。
SNSにたびたび登場することもあり、可愛らしい姿を見ることができます。
また、6thアルバム「Anyways」に収録されている「Flowers」のMVにも登場したことで話題を呼びました。
環ROYは芸術センスが高い
環ROYの作品は、芸術性の高さもたびたび評価されています。
2011年に開催された第15回文化庁メディア芸術祭では、環ROYが参加したSPACE BALLOON PROJECTがエンターテイメント部門で大賞に選ばれ、彼の芸術性の高さを見せてくれました。
その後も、シングル「ワンダフル」や「ことの次第」のMVが文化庁メディア芸術祭の審査委員会推薦作品にあげられるなど、多方面で高い評価をうけています。
[ 環ROYがラップの絵本をリリース ]
・まいにちたのしい(2019年8月22日)
・ようようしょうてんがい(2020年12月1日)
・ほらぴったり(2021年1月14日)
環ROYは、これまで3作品の絵本を手掛けています。
彼が手掛けた一番最初の絵本は「まいにちたのしい」で、鎮座DOPENESSとのユニットKAKATOとして制作に携わりました。
その後、2作品目の「ようようしょうてんがい」では、環ROYとして絵本の文章を担当し、軽快なリズムで読んでいて楽しい絵本となっています。
3作品目の「ほらぴったり」は、ナオミ・ジョーンズとジェームズ・ジョーンズの2人の海外編集者とデザイナーによって作られた絵本で、環ROYはその文章の翻訳に携わりました。
[ 環ROYが手掛けた舞台芸術 ]
環ROYは、ダンサーの島地保武とともに「ありか」と題した舞台芸術を手掛けました。
「ありか」は、2016年からスタートしたプロジェクトで、愛知をはじめ、これまで11回公演されています。
公演場所は愛知をはじめ、神奈川や富山など、日本国内を中心に公演していましたが、2020年にはパリでも公演され、初の世界進出を果たしました。
他にも「オリガミ」や「Fine Game」といったパフォーマンスプロジェクトも展開しています。
環ROYのファッション
環ROYのファッションは、全体的にシンプルな着こなしが多く、HIP HOPらしさやスケートファッションを感じさせつつ、洗練された着こなしをしています。
特に環ROYが愛用しているブランドは、上記のようなスポーツ・アウトドアブランドです。
中でもadidasは、普段からスニーカーを愛用していたり、舞台芸術のさいの運動着としても着用していました。
ぱっと見は普通のなかで上質なものを選びたいって気持ちがあります。
環ROYのラップスタイル
環ROYのラップは、HIP HOPというジャンルの垣根を超えているのが大きな特徴です。
楽曲は、ピュアなHIP HOPの楽曲は少なく、ポップスや民族音楽など、さまざまなジャンルの音楽を取り入れた楽曲が多くあります。
しかし、HIP HOPに対する熱心もしっかりと感じられる仕上がりになっており、うまくジャンルの要素を活かすことが彼の魅力です。
また、環ROYのラップは、日本語の特性を活かしたリリックも特徴的です。
そういった特徴があらわれたのは、5thアルバム「なぎ」で日本語の曖昧さを活かしたリリックを追求したところからでした。
今では日本語の良さを活かしつつ、他ジャンルの音楽や芸術の良さもうまく表現した、洗練されたスタイルに進化をとげています。
環ROYがラップを始めたきっかけ
環ROYがラップを始めたのは、大学2年生の時に友達がMPCを買い、ラップをやらないかと誘われたのがきっかけでした。
その後はクラブに通いはじめ、ライブ活動を通じて徐々に交友関係が広がっていきました。
そして2004年頃にコンピレーションアルバムに出演したり、大学卒業前にDMRというラップクルーとしてCDを出したりして、音楽活動を展開してきました。
環ROYが影響を受けたラッパー
環ROYは国内のラッパーを中心に影響を受けています。
中でも、HIP HOPに興味をもつきっかけとなったBUDDHA BRANDの名前をあげることが多く、深く影響を受けていることがわかります。
また、KREVAやSEEDA、ANARCHYなど、最前線を走るラッパーからも影響を受けていると語っていました。
海外ラッパーでは、Jay-ZやKanye Westから影響を受けていて、特にセルフプロデュースで曲を手掛けるようになってからの制作に影響を受けています。
環ROYはMCバトルから有名になった!?
環ROYは今でこそ、楽曲制作やライブ、舞台芸術で活躍していますが、フリースタイルの高さも評価されており、過去にはMCバトルでも活躍していました。
2004年頃のコンピレーションアルバムやDMRとしてのCDリリースのあと、2005年頃を中心にバトルに積極的に参加していました。
当時はMCバトルムーブメントが起こっていて、活躍すれば注目されやすい環境だったので、波にのりバトルで活躍していきます。
しかし、フリースタイル力が高いだけでは生計を立てることが難しいことに気づき、音源制作に精力的になっていきました。
環ROY×鎮座DOPENESSのクルー「KAKATO」とは?
KAKATOとは、環ROYと鎮座DOPENESSからなるHIP HOPユニットです。
これまでにフリーダウンロードアルバム「KARA OK」とデラックスバージョンの「KARA OK 2nd Edition」などの楽曲をリリースしています。
海外にも活動を展開していて、2013年にタイで開催された音楽フェスBig Mountain Music Festival 5に出演し、記念作品「JAPANESE IN THE THAI」をリリースし注目を集めました。
また、NHK番組「デザインあ」の楽曲提供や絵本の制作も行っていて、音楽活動以外にもさまざまな活動を行っています。
環ROYと仲の良いアーティスト
・U-zhaan
・サカナクション
・□□□(クチ□□)
・KEN THE 390
環ROYは、幅広いジャンルのアーティストと交友関係をもっています。
タブラ奏者のU-zhaanとは古くからの仲で、楽曲でのコラボやそれに伴ったライブなど、環ROYの音楽活動の中で特に密接に関わっている人物です。
また、サカナクションとも仲が良く、環ROYがサカナクションの映画のトラックを用いたフリースタイルで自身の作品の宣伝をしていたところをサカナクションが見つけてから交友関係に発展しました。
他にも、□□□とも仲が良く、特にメンバーの三浦康嗣とはプライベートでも関わりをもっていて、
イベントで一緒になったのがきっかけで、Public-imageっていうコンピの話をもらったときに声をかけて、一緒に曲を作って以降仲良くなったんです。
と語っています。
また、KEN THE 390とは同期で、DMRで活動をともにしたり、KEN THE 390の楽曲「Lego!! Remix ft, SKY-HI,KLOOZ,環ROY,TARO SOUL」でコラボをしたりしています。
環ROYのおすすめ曲
環ROY - YES
2013年にリリースされた楽曲「YES」は、環ROYの代表曲のひとつでもあります。
「YES」は、HIP HOPとポップスのエッセンスをうまく混じり合わせた楽曲で、HIP HOPらしさを感じさせつつ、親しみやすく心地いい楽曲となっています。
はじめましてそしてさよなら
涙がこぼれる光がこぼれる
それからのYES
環ROY - ワンダフル
2013年にリリースされた「ワンダフル」は、環ROYのパフォーマンスを数秒ごとにカットして1本のMVに仕上げた楽曲です。
約40人のクリエイターが集まって制作されており、とても個性的な仕上がりとなっています。
環ROY - フルコトブミ
2017年にリリースされた「フルコトブミ」は、5thアルバム「なぎ」に収録された楽曲のひとつです。
この楽曲は、古事記をベースに作られていて、イザナギが黄泉の国へ行った亡きイザナミから逃げるところまでを描いています。
帰ろうよ 出てきて そこから
帰りたいけどもう戻れない
小さい灯りでのぞき込むと
2人はもう違った
環ROYとは?:まとめ
ラッパーとしての活動のみならず、舞台芸術から絵本作家まで幅広く活躍する環ROY。
彼の活動は世界的なものとなり、今後もますます目が離せません。
気になった方はぜひチェックしてみてください。
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